登録11万人のイオンモール特化型VTuber・静馬レイさんをお迎えした第9夜。番組史上初の「逆オファー」で実現した一夜は、生家のそばのイオンモール鈴鹿から、2万行超のExcel、1日200万回再生の「イオンモールアキネーター」まで、謎多き個人Vの素顔に迫る。ラストにはイオンモールとのコラボ実現の発表も飛び出す、お祝いづくしの回となった。
- 「れいさん、聞き手として上手すぎる」——静馬さん自らの申し込みで実現した、番組史上初の逆オファー回
- 登録11万人なのに本人の情報はほぼゼロ。5万人を境にコラボの声掛けが途絶え、10万人を機に外へ出たいと思っていた矢先だった
- 原点は「日常すぎて注目されないものを深掘りしたい」。生家はイオンモール鈴鹿から数分、「私を育ててくれたイオンモール」
- 全国の店舗情報を調べ上げた2万行超のExcel。メガネ屋だけで店舗を当てる「イオンモールアキネーター」は1日200万回再生
- 本業で触れたキャラクタービジネスから「IPを持ちたい」へ。会社員に軸足を置き、収益は活動に全振りする兼業スタイル
- れいの配信講座で「生配信もちょっとできるかも」。そして動画内でイオンモール公式コラボの実現を発表、よそいき肩書「バーチャル諸国漫遊系VTuber」の伏線もきれいに回収
イオンモール特化でコラボ実現!謎多き個人Vの正体、活動への思いとは?
閉店後の喫茶Laid-Backに気になるゲストをお呼びして、本音を聞いちゃう対談トーク。第九夜のお客さまは、登録11万人のイオンモール特化型VTuber・静馬レイさん。番組初の逆オファーで実現した、謎多き個人Vの素顔と、公式コラボ祝いの一夜。
「私を育ててくれたイオンモール」
「生配信もちょっとできるかもっていう気持ちにもなれました」
よそいき用の肩書
閉店後の喫茶Laid-Backに、初めましてのお客さま。第9夜は、登録11万人のイオンモール特化型VTuber・静馬レイさん。ところが名乗った肩書は、なぜか「バーチャル諸国漫遊系」だった。
本日、閉店後トークに来てくださったのは——イオンモール系VTuberの静馬レイさんです!よろしくお願いいたしまーす!
どうも、バーチャル諸国漫遊系VTuberの静馬レイです。よろしくお願いしまーす!
よろしくお願いします。……あれ? バーチャル諸国漫遊、だったんですね。
そうなんです。一応「バーチャル諸国漫遊系VTuber」が、よそいき用の名前ということで作ってたりするんですけど。実際には本当に、イオンモールのことばかり話しているVTuberっていう。
だいたいVTuberさんのチャンネルを見ていると、そのVTuberさんのことがわかるはずなんですけど。静馬レイさんの場合は、静馬レイさんよりもイオンモールのことに詳しくなるっていう、不思議な現象が起こるんですよね。
チャンネルには「主にイオンモールに関連する横動画やショート動画を投稿しています」って書いてるんですけど、今のところイオンモールしかないっていう。
「主に」って書いてあるから他のもあるのかなと思ったら、それしかないですよね(笑)。
イオンモール特化型Vという形でやっています。よろしくお願いいたします。
番組初の逆オファー
お互いの関係についてなんですけど、どこかで接点があったとかでもなく、マジで初交流ですよね。
マジで初交流です。
今回、なんと閉店後トーク初なんですけど。静馬レイさんの方から「良ければ出してもらえませんか」って、逆オファーが来るという嬉しい事態でありまして。
自分から「しずまを出してください」って伝えさせていただきました。
私も実は、いつかお呼びしたいと思ってたんですよ。静馬レイさんのチャンネルって、登録者さんが11万人ぐらいいて。イオンモールの話題でここまできて、まだ本人の情報が出てないのに11万。ミステリアスというか、「何者だ、怖い」みたいなところも若干(笑)。
確かに(笑)。5万人いくぐらいまでは、他のVTuberさんからコラボ依頼をいただくことも、ありがたいことにあったんですよ。ただ今は配信をやっていないので、何件か「ごめんなさい」って断ってまして。5万人を超えたあたりから、そういったお声掛けもなくなってきちゃいました。
特化型すぎて、「近寄れない人」みたいになってるんですかね。
逆にしずま自身は、10万人を境にチャンネルの外にも出てきたいなと思ってまして。動画勢で活動されている方もたくさんおられるので、交流を深めていきたいなと。とはいえどうしよう、お声掛けしていこうかな……というときに始まったのが、この閉店後トークで。
おー、嬉しい。見ていただいたんですね。
ちょうど2月の頭ぐらいですね。本当に、れいさん聞き手として上手すぎるなと思ってまして。
なんも出ないですよ、褒めても。コーヒーも出ないですから(笑)。
静馬レイさんとリスナーさんの関係で面白いなと思っているのが、リスナーさんが描いたファンアートから場所を特定する、っていうことをされてるじゃないですか。
そうなんです。しずまのファンアートって、だいたい「実際にイオンモールの中にいるしずま」みたいな絵を描いてもらえるんですよ。しかもうまいのが、巧妙に特定できる店舗情報を入れてもらっていて。「2階にはこれが入ってて、1階にはこれが入っているから、ここはあのイオンモールだ」って特定できるっていう。
ファンアートのレベルが高い(笑)。その独自の諸々を含めて、いつかお話を聞いてみたいと思っていたので、今日は本当に楽しみです。よろしくお願いします。
ちなみに静馬さん、喫茶Laid-Backを「イオンモールに入っているテナント」だと思っていたそう。あいにく未入居だが、「しずまがそこは後押しします」と頼もしい宣言も飛び出した。
きっかけはポン子さんとポコピー
VTuberを知ったきっかけと、なろうと思ったきっかけは、いろんな方にお伺いしてるんですけど。静馬さんは誰の影響でこうなったのか、全然読めなくて。教えてもらってもいいですか?
知ったきっかけは、キズナアイさんとか輝夜月さんとか。配信をしっかり見るというよりは、ネットミーム的に知っていた、というか。
「VTuberみたいなものが、なんか出てきてるらしい」の時期ですよね。
そこからちゃんと見るようになったのは、ウェザーロイドAiriさん。
うおぉ、ポン子さんですか! もちろん存じてます。
しずまの活動がバズったタイミングぐらいに、Xで「動画見てます」ってリプライをいただいて。自分が最初に見ていた方から、何年越しで「見てます」って連絡がもらえて——活動しててよかったなって。
もう一組ちゃんと見ていたのが、ぽんぽこさんの「ぽこピー」。個人の動画勢としては、バイブルみたいな存在なので。
ぽこピーさんの24時間放送で、合間に流すCM動画をいろんなVTuberさんから募集するんですけど。まだ登録者が100人もいない時期に動画を出して、採用していただいたんですよ。それで数百人ぐらい、登録者さんが増えて。
……ただ実は、その動画に誤りがあったことが投稿後にわかりまして。
いろんな人に見られる機会のときに間違えちゃう(笑)。でもそれ以外で、イオンモールの情報を間違えたことって多分ないですよね。
当時は本当に数十人レベルだったので、データも自分が気になったタイミングで更新するくらいだったんです。情報が古くて間違えてしまって、謝罪動画も出させてもらいました。
それ、見た覚えあるんですよね。……というか、さっきから当たり前のように「独自のイオンモールデータ帳」が出てきますけど。
全国のイオンモールに詳しくなるために、全部のイオンモールを調査してまして。入っているお店の情報を収集してExcelにまとめていった結果——2万行超えのExcelが爆誕してます。
社員の仕事なんだよな、それ……。
この一件で改めて気を引き締めたという静馬さん。「データの正確性を重視しながら、もっと面白いものを見てほしい」が、いまの信条だ。
私を育ててくれたイオンモール
Airiさんを見て、ぽんぽこさんを見て、VTuberになりたいと思った——まではわかるんですけど。なぜ「静馬レイさん」が爆誕してしまったのかが、ちょっとつながらなくて。
根本の好きなこととしては、「みんなが知ってるけど、日常すぎてわざわざ注目しないもの」に注目して深掘りして、その魅力や面白さを伝えることがやりたい、っていうのがあるんですね。
ちょっと共感できるところが、今ひとつ見つかりました。やっと(笑)。でも、なぜイオンモールなのかは、まだわかんないんですよ。
これはしずまの生い立ちにも関わってきまして。生まれたところが、イオンモールにすごく近いところなんです。
ちなみに、どのあたりとかって言っても大丈夫だったりします?
イオンモール鈴鹿っていうところなんですけど。
あ、鈴鹿サーキットとかで聞く、あの鈴鹿ですか? ……これ、もしかして特定とか身バレにつながりますかね。何県とかでいいですよ?
これはネタにしてるんで、全然大丈夫です。そこから本当に数分ぐらいのところで生まれ育ちまして。イオンモール鈴鹿のことを、いつも「生まれ育ったイオンモール」って呼んでるんですよ。
「私を育ててくれたイオンモール」というので、育っていくそばにずっとイオンモールがあった生活で。ある日ふとイオンモールにいるときに、「これ、日常すぎてわざわざ注目しないけど、実は面白いんちゃうか」って気づきまして。
思い入れのある場所も、切り口を変えて深掘りすると、こんなに面白いんだよって伝えたくて。コメントで「しずまさんの影響で、イオンモールに行く日常がなんか楽しくなった」って言ってもらえるのが、やっぱり一番嬉しいですね。
いいですね。だって、それを思って発信してるんですもんね。その出力の方法のひとつが、「イオンモールアキネーター」だったりする。
バズったのは明確にそれで。質問だけでどこのイオンモールかを当てるショート動画で、「入っているメガネ屋だけで、どこのイオンモールかを当てる」っていう。
面白いし、知識量がやっぱり尋常じゃない(笑)。
投稿後、気づいたら1日で200万回再生とかされていまして。しずまはもう、ずっと横転し続けてました。
「IPを持ちたい」——VTuberという形
日常のものも切り口を変えるとすごい面白い、はわかるんですけど。なんでVTuberとして発信しようとしたんですか? それこそブロガーみたいな形態も取れると思いますし。
確かに結構言われるんですよね。「しずまれいって、やってること実写やし、別にVTuberっていう形じゃなくてもいいんじゃない」って。本業のお仕事がいわゆるメディア系で、アニメキャラとか、それこそVTuberさんに関わることもあって。
キャラクターが話題に上がったり愛されたりするのを見ることが多かったので、自分自身でキャラクターを生み出して、大きくしていく——いわゆる「IPを持ちたい」っていう目標があったんです。
なるほど。普段からIPみたいなものに触れることが多くて、そのやり方が面白そうだなって思ったんですね。
そうなんです。自分自身は「静馬レイのプロデューサー」っていう目線で。しずまであればこういう風に面白く紹介するし、この動画の方がしずまが面白く見えるだろうし、とか。そのプロデュースが正しいかどうかは、わからないんですけど。
でも今のところ、視聴者の皆さんにコメントですごくこのキャラクターを愛してもらえたり、グッズと一緒にイオンモールに行って撮影してもらえたり。ひとつ夢か目標が叶ったな、っていう感じはしますね。
確かに。自分のリスナーさんがアクスタとかグッズと一緒に撮ってくれてるの、めっちゃ嬉しいですもんね。……今は兼業でやられてますけど、専業になりたいとか、そういう目標はあったりしますか?
今のところはなくて。会社員として、日々規則正しい生活と、生活できるためのお給料をいただいているので、そこに軸足を置きつつ。VTuberの方でメンバーシップや広告収入をいただいたお金は、全部活動に使うぞっていう。
全振りして、どんどん発展させていけるのが強みかなと思うので。兼業スタイルを今後も続けていきたいなと思ってますね。
こだわりが強くて、自分のやりたいこと100で埋めたいんだったら、兼業でやるっていう方も多い気がしますね。
できる範囲のことだけやっていく形になるので、生配信は今のしずまではできない、っていうのもあるんですけど。
規則正しい生活を維持して、どっちのパフォーマンスも落とさないって考えると、今はライブ配信の優先度が低い、ってことですよね。
生配信、できるかも
ここから話題は生配信へ。実は一度、壁に向かって練習をしてみたという静馬さんから、れいへの逆質問が始まる。
動画編集のスキルはこれまで磨いてきた経験があるんですけど、生配信の経験がないんですよ。動画勢の方でもたまに生配信をやられているので、これ本当にどうしようかなと思ってまして。
……実は、壁に向かって話す生配信の練習をしてみたんですよ。いっぱいいっぱいになっちゃって、思ってないことがアップアップで出て、普通に本名を2回ぐらい出して終わるっていう。
怖い怖い怖い(笑)。
れいさんは新人さんなりに、いろいろ経験されていると思っていて。VTuber事務所のスタッフ時代、タレントさんの宣伝でご自身が配信に出ていたこともありますよね。緊張しなかったのかとか、心構えとか、一人喋りの練習とか、参考にしたいので教えていただきたいです。
なるほどですね。ちなみにですけど——配信は毎度、緊張してます。いまだに。
なんなら今日の、静馬レイさんとのコラボ収録の前も、ちょっとお腹が痛くなってるくらいはあるので。トップVTuberさんの中には絶対緊張しない人もいて、寝起き5分で何時間も喋れたりするんですけど、私はできない。
でも、いつも配信を拝見していると、スライド資料とか事前準備を入念にされてますよね。緊張をなるべく減らすには、準備に時間をかけた方がいいんですよね。
スライドを作ると、配信で何を喋ってるかわかりやすいですし、自分も安心なんですよ。初期は5割ぐらいは台本で決めて、あとはコメントとの流れで話すことが多かったですね。
なんなら5割と言わず、最初は一言一句ぐらいでもいいかもなって。
最初は全然いいと思います。台本をきっちり作って、たまにコメントで会話を挟みながら、どんどん台本の比率を減らしていく。配信をやっていると、「このトークテーマなら何分持たせられるな」っていう感覚が、だんだん分かってくるんですよ。
あと、私は結構ラジオチックにやっていて。生放送は「挨拶をします、前回の振り返りをします、本編があります」っていう構成を、自分の中で決めてるんです。リスナーさんもその構成に慣れてくると聞き流しがしやすくて、見る負荷がちょっと低くなるので。
確かに。あと、安心しません? いつもの音楽が流れるとか、配信者側も。
それあるんですよ。私も、いつもの音楽が流れるとスイッチが入るところがあるので。本当に「天才的にどこからでも始められます」っていう人以外は、そういう構成にした方がやりやすいと思います。
すごいヒントになりました。生配信も、ちょっとできるかもっていう気持ちにもなれました。この気持ちの変化、すごいでかいです。
一歩外へ、そして祝・公式コラボ
最後に1個、聞いてもいいですか。今、イオンモールほぼ一本でやられてるじゃないですか。イオンモール以外の案件も、受けるんですか?
本当に、今まさにそれを考えているところで。今回のコラボも、いわばイオンモールだけのことを話しているところから、一歩出たっていう。
ご自身の話を、今日初めてされたかもしれないですもんね。
ほぼそうです。「イオンモール」っていう自分の好きを発信するところから、せっかくこのキャラクターを多くの方に見てもらっているので、コラボとか歌ってみたとか、いわゆるVTuber的な活動もやっていったり。
メンバーシップの皆さん——「しずまのご一行」って呼んでるんですけど——も、「しずまがやりたいことをやるのが見たい」って、すごく支えて後押ししてくれるので。「しずまはこれがやりたかった」っていうこだわりは持たせた上で、進めていきたいですね。
素敵なご一行様ですね。それで言うと、広げ方もなんとなく見えてきました。原点を振り返ると、「日常だけど深掘りするとおもろくね?」っていうものが、多分しずまさんの価値観でいっぱいあるんだと思うんですよね。探してみると。
いいお言葉、ありがとうございます。世の中って、面白いんですよ。面白がれれば面白いところって、いっぱいあると思ってまして。
それって、本来の名前である「バーチャル諸国漫遊系VTuber」っていう……そこに繋がるんだ! 伏線回収だ!
伏線回収になりました。やったー。
いろんな面白いところに行って紹介する、につなげれば、いろんな活動が両立できますね。……しかも展望どころか、今まさに案件の話もされてますからね。この動画が出る頃にイオンモールさんに行くと——静馬レイとイオンモールがコラボしていますので。おめでとうございます!
すごい! ありがとうございます!
イオンモール推しとしては、推しから認知をもらって嬉しい、という状況なんですね。
嬉しいですね。その分しっかりPRという形で選んでいただいているので、そこに見合った「楽しい」の発信を、より一層やっていきたいなって。動画を見るのももちろんですが、イオンモールに行ってもらえると嬉しいです。
自分がこういった形で、フリーで自分の話をするのは最初は想定になかったことなので、こんな素敵な形で聞いていただいて、感謝でいっぱいです。これをきっかけに、いろんな方と活動を広げていきたいなと思ってます。
「そんな大事なお話を、私のチャンネルでしたいと言ってくださったことがめちゃめちゃ嬉しい。引き続き仲良くしてください。あと、ちゃんと寝て頑張ってください」とれい。静馬レイさんのチャンネル、そしてお近くのイオンモールへ、ぜひ足を運んでみてほしい。